吉田本町の家

想い出のつまった住まいのリノベーション

若き日に暮らした住まい、代が替わり再び手を入れて暮らしたい。
生かす所、取り替える所、新しさが必要な所、各所を吟味しながら希望を加えて構成します。
顔となるアプローチ、玄関は新しく手を加えて素質を蘇らせ、住まい中心となる居間には吹抜を設け天窓からの光を住まいの中深く導き、新しく主役となる黒い大本棚に鎮座してもらいます。
せっかくある中庭を生かさないという手はなく、住まいのどこからも中庭に目線が届くようにして住まいと中庭をつなげ、かつ光と緑を住まいの隅々に導き、中庭を中心にした大きな輪ができるように計画した。
2階の座敷は畳から板間に変えモダンな空間として多目的に利用ができる空間に変身。
元々ある住まいの素質の良さを引き出し新しさを加えて別物の様に蘇らせるリノベーションはやりがいがあります。

所在地:京都市左京区

構造:木造
規模:2階建て